
土地があっても家が建てられない!? ― これからの土地選びに必要な“未来視点”とは?
こんにちは、YSHOMEです。
今日は、これから家を建てようと考えている方、そして土地を持っている方にとって、大切なテーマをお届けします。
それは──
「土地があっても、将来そこに住めなくなる時代が来るかもしれない」という話です。
「土地=資産」の時代は終わりつつある?
ひと昔前は、「土地さえ持っていれば安心」と言われてきました。
- いずれ家を建てられる
- 子どもに残せる
- 老後の暮らしの支えになる
そんな“常識”が、いま大きく変わり始めています。
その理由は、大きく3つ。
- 気候変動による災害リスクの増加
- 人口減少・高齢化によるインフラ維持の限界
- 自治体の都市政策(居住誘導区域など)の変化
こうした社会の変化によって、「土地はあるけれど、住むには不安が残る」時代が現実になってきました。
居住誘導区域とは?今後のまちづくりを左右する制度
最近よく耳にする「居住誘導区域」とは、
将来にわたって人が安心して住み続けられるエリアを自治体が指定する制度のこと。
バスや水道、ごみ収集、高齢者支援などのサービスを、どこまでも等しく提供するのは、もはや難しい。
だからこそ、「ここに住んでくれたら、行政もインフラ整備やサポートをしっかりやりますよ」と、集中させていく動きが進んでいるのです。
つまり…
- 居住誘導区域の外にある土地は、将来的にインフラが手薄になる可能性がある
- 新築補助金の対象外となることもある
そんな可能性を、土地選びの段階から意識する必要があります。
ハザードマップのチェックは絶対に!
もうひとつ重要なのが「ハザードマップ」の確認です。
たとえ駅近や商業施設が充実した便利な場所でも、
水害・土砂災害・液状化・津波などのリスクがあるエリアでは、「安全に住み続けられる」とは限りません。
しかも最近では、災害リスクが高い場所は、居住誘導区域から外されるケースも増えています。
家を建てる前には、必ずその土地のリスクを市区町村のハザードマップでチェックしましょう。

それでも「ここに住みたい」あなたへ
一方で、「生まれ育った場所だから」「自然に囲まれて暮らしたいから」といった思いを持って、
リスクのある土地を選ぶ方もいらっしゃいます。
私たちはそんな気持ちを大切にしながらも、こうお伝えしています。
「その想いを大切にするために、リスクにもきちんと備えましょう」
セミ・オフグリッドという選択肢
最近注目されているのが、「オフグリッド住宅」や「セミオフグリッド住宅」という考え方です。
これは、電気や水道といったライフラインの一部を自力でまかなう暮らし方のこと。
たとえば…
- 太陽光パネル+蓄電池で、停電時にも電気が使える
- 雨水タンクや井戸水で、断水時にも対応できる
- 高断熱の家なら、冷暖房に頼りすぎず快適に暮らせる
特にインフラが整っていないエリアや、災害リスクが高い地域では、
命を守る備えとしても大きな価値があります。
これからの土地と家の選び方とは?
私たちYSHOMEが提案するのは、「未来の視点」での土地選び。
✅ 災害に強い場所か?(ハザードマップ)
✅ 将来も人が住みやすい場所か?(居住誘導区域)
✅ 自然と共に暮らすなら、災害時も自立できる備えがあるか?
✅ 子や孫の世代も住みたくなるか?(ライフスタイルの持続性)
家を建てる場所を選ぶときには、こうした観点がとても大切になります。

まとめ:建てるだけでなく、住み続けられるかが大事
これからの家づくりは、
- 「建てられるかどうか」だけでなく、「建てた後も、安心して住み続けられるかどうか」
が問われる時代になりました。
私たち工務店の役割も、単に「家を建てる」ことだけではありません。
その場所で、何十年先まで安心して暮らせる未来を一緒に考えることだと思っています。

あなたの土地、未来も安心して暮らせますか?
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