
デザインも耐震性もあきらめない家づくり──強さと美しさを両立するポイント
こんにちは、YSHOMEの八木です。
家づくりの打合せで必ず出てくるのが「耐震性」と「デザイン」のお話です。
- 「安心できる強い家にしたい」
- 「でも、やっぱり見た目や住み心地も大事にしたい」
どちらも本音だと思います。今日は、この“耐震性とデザインの両立”について、私の考えをお伝えします。
綺麗なデザインの家は「骨格」も美しい
私はいつも「綺麗なデザインの家は、骨格(構造)も綺麗なんですよ」とお話ししています。
無理に形をひねったり、外観を複雑にすると、その分構造に負担がかかります。
結果として、地震に弱くなったり、雨漏りが発生しやすくなったり、将来のメンテナンスコストが増える原因になるのです。
反対に、シンプルな形の家は構造的に安定し、外観も普遍的で美しい。
さらに、間取り変更にも柔軟に対応できます。
つまり「強さ」と「美しさ」は、最初から骨格を整えることで同時に叶えられるのです。

吹抜けや大きな窓に潜む落とし穴
最近人気のある「吹抜け」や「大きな窓」。
光や開放感を楽しめる反面、構造の面では注意が必要です。
例えば吹抜けを三方向で外壁に面して配置すると、耐力壁を取れるのは残り一面だけ。
これでは地震の際にバランスが悪く、揺れに弱い建物になってしまいます。
また、上下階で窓の位置が揃っていないと荷重がうまく伝わらず、梁を太くしたり鉄骨を入れたりと余計な補強コストが発生します。
「自由なデザイン」には必ず構造的な制約があります。
ここを工務店や設計士が工夫して“強さとデザインの両立”を実現することが大切なのです。

構造を無視したデザインは後悔につながる
「見た目を優先したら、結果として構造が弱くなっていた」
これは最も避けたいケースです。
- 大開口の窓を入れすぎて耐力壁が不足する
- スパンを飛ばしすぎて梁がたわむ
- 外観を複雑にしすぎて雨漏りが発生する
最初は“おしゃれ”に見えても、10年・20年と住むうちに必ず後悔してしまいます。
本当に美しい家は、構造まで含めて美しい。
YSHOMEはそう考えています。
デザイン次第でコストも下げられる
「デザインにこだわるとコストが上がるのでは?」とよく質問をいただきます。
実は、必ずしもそうではありません。
- 外観を四角くシンプルにまとめれば、耐力壁が効率よく配置できる
- 屋根を片流れや切妻にすれば、材料が少なく雨仕舞いも簡単
- 上下階の柱や耐力壁を揃えれば、梁が小さくなり補強費用も不要
つまり整理されたデザインは構造を合理化し、コストダウンにつながります。
「美しさ・強さ・コスト」を同時に満たすことも可能なのです。

YSHOMEが大切にしていること
お客様が家づくりで求めるのは、
- 家族を守る「安心」
- 心を豊かにする「美しさ」
どちらも欠かせない要素です。
私たち工務店の使命は、どちらかを我慢していただくことではなく、“両方を叶えること”。
それがYSHOMEの家づくりの姿勢です。

まとめ
- 綺麗なデザインは骨格まで整っている
- 吹抜けや大きな窓は、構造と一緒に考えることが大切
- シンプルな形ほど耐震性が高まり、コストも下げられる
家づくりは「安心」と「豊かさ」の両方を叶えてこそ価値があるもの。
YSHOMEは、姫路で“強くて美しい家”をお客様と一緒にカタチにしていきたいと考えています。
「家は家族を守る器であり、心が安らぐ居場所」。
その想いを込めて、長く愛される家づくりをご提案しています。
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