
性能の先にある幸せ──お客様と一緒に描く“暮らしの設計”
こんにちは、YSHOMEの八木です。
家づくりにおいて「性能」は、もはや特別なものではなくなりました。
断熱性能・省エネ性能・耐震性能──これらは家づくりに欠かせない“当たり前”の要素です。
もちろん、快適さや安心を支える大切な基盤ですが、それだけでお客様の心を動かすことはできません。
では、性能の先にあるものとは何でしょうか。
それは 「この家で、どんな暮らしを送りたいのか」 という未来のイメージです。
家は「箱」ではなく「人生を彩る舞台」
工務店として多くの家づくりに関わってきて感じるのは、
家は単なる“住むための箱”ではなく、人生を彩る舞台だということです。
お客様一人ひとりに、異なる暮らしの物語があります。
- 自分の時間を大切にする一人暮らしの方
- 共働きで忙しいご夫婦
- 子育て真っ最中のご家族
- ペットと過ごす時間を何より楽しみにしている方
同じ性能を持つ家でも、その人の暮らし方次第で全く違う家になるのです。

暮らしを引き出すヒアリング
性能の先にある提案をするために欠かせないのが「ヒアリング」です。
私は打合せの際、間取りや仕様の話に入る前に必ずこんな質問をします。
- 「子どものころ、家で好きだった場所はどこですか?」
- 「休日は家で何をして過ごすことが多いですか?」
- 「将来、家でどんな時間を楽しみたいですか?」
これらは数字や性能ではなく、お客様の感情や原体験を引き出します。
たとえば「縁側で雨音を聞くのが好きだった」という方には、深い軒と窓際の腰掛けを。
「日曜の朝にパンの香りで目覚めたい」という方には、朝日が差し込むダイニングを。
暮らしのイメージが先にあって、性能はそれを支えるもの。
この順番が大切だと考えています。

多様な時代、多様な暮らし
家族構成や働き方が多様化している今、家の役割も広がっています。
- 働く場としての家:集中できる書斎やオンライン会議に対応したスペース
- 学ぶ場としての家:子どもも大人も使えるスタディコーナー
- 創る場としての家:アトリエ、DIY工房、音楽スタジオ
- 遊ぶ場としての家:ホームシアター、屋内キャンプ、卓球スペース
- 整える場としての家:ヨガルーム、ホームジム、サウナ
「そんなこともできるんですか?」とお客様が目を輝かせる瞬間、
暮らしの可能性が広がっていくのを実感します。
ペットも主役になる家
最近はペットとの暮らしを中心にした家づくりも増えています。
動線や床材、外と中をつなぐデッキ、空調や湿度管理など、
ペットが快適に過ごせる家は、人にとっても心地よい空間になります。
「この子がいるから、早く帰りたい」
そう思える家には、性能以上の価値があります。

「帰りたくなる家」をつくる
性能がいくら良くても、心が満たされなければ「ただの箱」です。
私が目指すのは、お客様が早く帰りたくなる家。
そのために、五感に響く設計を大切にしています。
- 視覚:朝日や夕日が差し込む窓、柔らかな間接照明
- 聴覚:静けさ、または心地よい生活音
- 嗅覚:木の香り、料理の香り、季節の花の香り
- 触覚:素足で気持ちいい床、手触りの良い素材
- 温度感覚:冬は足元から暖かく、夏は風が抜ける涼しさ
カタログや数値では表せない部分こそ、暮らしの満足度を大きく左右します。

性能を暮らしの価値に変換する
もちろん性能は家の基礎。
- 断熱性能が高ければ、冷暖房効率が良く快適で省エネ。
- 耐震性能が高ければ、安心して暮らせる。
でも、そのまま伝えても響かないことが多いのです。
だから私はこう伝えます。
「この断熱性能があるから、真夏でも電気代を気にせず映画を楽しめます」
「この耐震性があるから、ペットと安心して眠れます」
性能を“暮らしのシーン”に翻訳することで、お客様は自分の未来としてイメージできるのです。
性能の先を一緒に描く
最後にお伝えしたいのは、家づくりは工務店が一方的に提案するものではないということ。
お客様と一緒に、性能の先にある暮らしを描くものです。
- 「この家で何をして過ごしたいか」
- 「どんな瞬間に幸せを感じるか」
- 「誰とどんな時間を分かち合いたいか」
この問いに一緒に向き合うことこそが、性能以上に価値のある提案だと私は考えています。
性能は当たり前。
その先にあるのは、お客様の心が満たされる暮らしです。
YSHOMEは、その暮らしを一緒に見つけ、一緒につくる工務店でありたいと思っています。

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