
快適な家は“6つの要素”で決まる──断熱・気密・日射遮蔽・空調計画を正しく理解しよう
こんにちは、YSHOMEです。
「エアコンをつけているのに暑い」「床が冷たいのに頭だけポカポカする」──そんな不快さを感じたことはありませんか?
実は、人が快適だと感じる温熱環境は“室温だけ”で決まるわけではありません。住まいの心地よさには 6つの要素 が関わっているのです。
今日は、その6つの要素と、家づくりでどのように最適化できるのかを分かりやすくご紹介します。

温熱環境を左右する6つの要素
人の快適性を決める要素は、以下の6つです。
- 気温(空気温度)
- 放射熱(平均放射温度)
- 気流(風速)
- 湿度
- 着衣量(Clo値)
- 代謝量(Met値)
このうち、住宅の設計や施工で直接コントロールできるのは 1〜4 です。
着衣や代謝は人によって違いますが、環境を整えることで大きく改善できます。
断熱性能:UA値・ηAC値で見える化
家の快適さの土台となるのが「断熱性能」です。
断熱性能は UA値(外皮平均熱貫流率) で表され、数値が小さいほど熱が逃げにくくなります。
さらに、夏の冷房効率に影響する ηAC値(冷房期の平均日射熱取得率) も重要です。
高断熱の家は部屋間の温度差が少なく、冬場のヒートショック対策にも有効。
快適さを「数値で保証」できるのが断熱性能の強みです。
気密性能:C値で現場測定
どれだけ断熱材を入れても、隙間が多ければ効果は半減します。
その性能を左右するのが「気密」です。
気密性能は C値(相当隙間面積) で表され、これは実際の現場で測定して初めて分かる数値。
C値が低い=隙間が少ない家は、冷暖房効率が高く、省エネにもつながります。
YSHOMEでは実測値をお客様に公開し、性能を“見える化”してご説明しています。
日射遮蔽:設計力で快適さを左右
夏の暑さの大きな要因は、窓から入る「日射熱」です。
これを防ぐには、単に庇をつけるだけでなく、太陽の高度・季節・近隣建物の影響まで考慮した設計が必要です。
庇、バルコニー、外付けブラインド、植栽などを組み合わせることで、
- 夏はしっかり日射を遮り、
- 冬は十分に日射を取り込む
という最適解をつくることができます。

空調計画:負荷計算で“最適な一台”を選ぶ
「LDKだから14畳用エアコンで十分」──そんな決め方では本当の快適さは得られません。
空調機器を選ぶ際には、以下の負荷を計算する必要があります。
- 外皮負荷(断熱性能による熱損失)
- 日射負荷(窓の性能や方位)
- 内部発熱(照明・家電・人体)
- 換気負荷(換気による熱交換)
これらを考慮して機器を選ぶことで、オーバースペックでもアンダースペックでもない、静かで快適な空調が実現します。
まとめ:快適な家は「数値+設計」でつくる
快適な住まいを実現するためには、勘や経験ではなく 数値と設計の裏付け が不可欠です。
- 断熱性能:UA値・ηAC値で確認
- 気密性能:C値で現場測定
- 日射遮蔽:設計でシミュレーション
- 空調計画:負荷計算から機器を選定
この流れを徹底すれば、「どの部屋にいても一年中心地よい家」が完成します。
おわりに
快適さは“贅沢”ではなく、健康で安心して暮らすための条件です。
YSHOMEでは「家族が一年を通して快適に暮らせる住まい」を目指し、数値と設計に基づいた家づくりを行っています。
これから家づくりを検討される方にとって、この6つの要素を知っていただくことが、後悔しない家づくりの第一歩になるはずです。
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