休日に考える、“好きな居場所”のある家づくり――薪ストーブ・窓ヌック・中庭…心地よさを生む空間の話

こんにちは、YSHOMEの八木です。
休日の午後、コーヒーを淹れてふと手を止めるとき、
「この家のどこが一番好きかな」と考えることがあります。

家づくりの打合せでは、どうしても「間取り」や「性能」といった数値の話から始まりがちです。
でも、本当の“暮らしの豊かさ”は、図面には描けない「お気に入りの居場所」にあると感じます。

今日はそんな「居場所づくり」について、
薪ストーブやガレージ、窓ヌック、中庭など、
ちょっと贅沢で、でも親しみのある空間をご紹介します。


🔥 薪ストーブのある時間

薪ストーブは、ただの暖房器具ではありません。
火を起こし、薪をくべ、炎を眺める――
その一つひとつの動作が、日常を豊かにする“儀式”のようです。

炎の前では、会話のテンポもゆっくりに。
テレビを消し、スマホを置いて、
ただパチパチと燃える音を聞いているだけで、
心が静かに整っていくのを感じます。

薪ストーブは、「何もしない時間」を贅沢に変えてくれる道具です。
火のゆらぎが、家族の時間までやわらかく包み込みます。


🚗 ガレージは“大人の秘密基地”

車やバイクの整備だけでなく、DIYやキャンプ道具の収納、
時には仕事のアイデアを練る場所にもなるガレージ。

ちょっと音楽をかけて、工具を並べて過ごす休日の午前。
誰にも邪魔されない“自分だけの時間”が流れます。

ガレージを「ただの車庫」ではなく“過ごす場所”としてデザインすることで、
暮らしの楽しみ方が大きく広がります。


🌤 窓ヌックという“小さな贅沢”

「ヌック(nook)」とは“小さな居場所”という意味。
窓際にベンチスペースをつくるだけで、
心の余白が生まれます。

朝の光を感じながらコーヒーを飲む。
雨の日にぼんやり外を眺める。
冬はブランケットにくるまって本を読む。

そんなささやかな時間が、
「この家、いいな」と感じる瞬間をつくってくれます。

断熱性能の高い今の住宅なら、冬の窓辺も快適。
ヌックは現代の“縁側”ともいえる空間です。


🌿 中間領域──内でも外でもない心地よさ

家の魅力を決めるのは、“中と外のあいだ”にある空間。
昔の家なら縁側や土間、今ならウッドデッキやテラスがその役割を担います。

外に開きすぎず、でも自然を感じる。
光や風、木の影が室内に入り込む。
その“あいだ”にこそ、暮らしの余白があります。

中間領域をデザインすることは、
自然と暮らしのリズムを合わせること。
家を「閉じる」のではなく、やさしく「つなぐ」設計です。


🪑 ダウンリビング──段差で生まれる居心地

床を一段下げるだけで、空間に変化が生まれます。
30センチの段差が、囲まれるような安心感と開放感を生み出します。

まるで“家の中のキャンプファイヤー場”のように、
家族が自然と集まる場所に。

段差部分をベンチや収納にすれば実用的。
薪ストーブや吹抜けと組み合わせれば、
空間全体にリズムと奥行きが生まれます。


🌸 コートハウス──外を内に取り込む暮らし

中庭(コート)を囲むように建てるコートハウスは、
プライバシーを守りつつ、光や風をたっぷり取り込む“内に開く家”です。

外からの視線を気にせず、大きな窓を開けて過ごせる。
朝は木漏れ日、夜はライトアップ。
季節ごとに表情を変える庭が、暮らしの中心にあります。

火・風・光・緑――
そのすべてを家の中で感じられるのが、コートハウスの醍醐味です。


🌙 性能の先にある、「暮らしの楽しさ」

打合せの場では、「断熱性能」「耐震等級」「坪数」「設備」など、
数字で語られることが多い家づくり。

でも、暮らしてみて心に残るのは、そうした数値ではなく
「どんな時間を過ごせるか」ということ。

薪の音、雨の音、窓からの光、家族の笑い声。
それらが混ざり合って、
“この家にしてよかった”と思える瞬間が生まれます。

家づくりは「完成」ではなく「スタート」。
住みながら、少しずつ居場所を育てていくもの。
薪をくべるように、日々の暮らしに火を灯していきましょう。


☕️ おわりに

休日に、家の中で“お気に入りの場所”を探してみてください。
陽のあたる窓辺、静かなガレージ、段差のあるリビング、庭に面したデッキ……。

そこに座って風を感じ、「この時間が好きだな」と思えたら、
それがあなたにとっての“最高の居場所”です。

家づくりのゴールは、そんな“好きな時間”を増やすこと。
それが、私たちYSHOMEが目指す「暮らしを楽しむ家づくり」です。


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