18℃では足りない?冬を快適にする“ちょうどいい温度”の話

こんにちは、YSHOMEの八木です。
10月も終わりに近づき、朝晩の空気が一段と冷たくなってきましたね。
11月に入ると、最低気温が一桁台になる地域も増えてきます。

そろそろ“冬支度”を始めるこの時期に、
今日は「冬の室温」について少し考えてみたいと思います。

毎日の暮らしの中で、
「少し寒い」「足元が冷える」「エアコンの風が苦手」
そんな“ちょっとした不快感”を減らすことは、
実は健康にも深く関わっているんです。


健康を守るための最低ラインは18℃

世界保健機関(WHO)は、
「健康を守るための最低室温」を18℃と定めています。

18℃を下回ると、血圧が上昇しやすく、
心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まるといわれています。
つまり、“寒さが命に関わる”ということ。

日本の住宅では、リビングは暖かくても、
廊下やトイレ、脱衣所が10℃以下というケースが少なくありません。
こうした温度差が、夜間や入浴時のヒートショックの原因になります。

「家じゅうを18℃以上に保つ」ことが、健康的な暮らしの第一歩なんです。


快適に暮らすなら22℃以上が理想

では、「18℃あれば十分」なのでしょうか?
実際にその温度で過ごしてみると、
“寒くないけれど暖かくもない”と感じる方が多いはずです。

研究によると、冬の快適な室温は22〜24℃程度
つまり、

  • 健康を守るためには「18℃」
  • 心地よく過ごすためには「22℃」

この“4℃の差”をどう埋めるかが、家の性能を分けるポイントです。


家の性能が“温度のムラ”を決める

断熱性能が低い家では、どれだけ暖房を強くしても
暖かい空気は天井にたまり、足元や廊下は冷えたまま。
部屋によっては10℃以上の温度差が生まれます。

一方で、断熱等級6以上の高性能住宅なら、
外が0℃でも、家の中はどの部屋も22℃前後で安定。
少ないエネルギーで暖かさを保てるので、
エアコンの風が直接当たらなくても快適に過ごせます。

「22℃を保てる家」=「熱が逃げない家」
つまり、快適さは断熱と気密の“結果”なんです。


温度差のない家は、暮らしの質を変える

夜中、トイレに起きたとき──
リビングが22℃でも、廊下が10℃以下だと
その数メートルの移動で血圧が急上昇します。

ヒートショック事故の多くは、
「布団からトイレまでのわずかな距離」で起こっています。

だからこそ、家全体を22℃前後で保つことは、
快適さだけでなく、“健康寿命を延ばす設計”でもあるのです。

全館空調や床下エアコンなどさまざまな方式がありますが、
基本は「断熱」と「気密」。
性能を高めることが、最も確実で経済的な方法です。


“温度”だけではない、心地よさのデザイン

同じ22℃でも、湿度が40%と60%では体感が全く違います。
さらに、照明の明るさや風の流れ、素材の質感も心地よさに影響します。

YSHOMEでは、
「温度」だけでなく「湿度」「空気の流れ」「光」「素材感」など、
空間全体をデザインすることを大切にしています。

たとえば、自然素材の床や壁は、
熱をやわらかく伝えるため、数値以上の“ぬくもり”を感じられます。
これは私たちが大切にしている
「自然素材×高性能」という家づくりの考え方そのものです。


これからの冬を、もっと快適に

「設定温度を上げる」よりも、「熱を逃がさない家にする」こと。
それが、冬を快適に過ごすいちばんの近道です。

家じゅうが22℃で安定していると、
朝起きたときの快適さが違いますし、
リビングから廊下に出ても寒くありません。

小さなお子さんも、高齢の方も、ペットも──
家族みんなが安心して過ごせる家になります。


まとめ:冬の快適さは“家の性能”で決まる

  • 18℃を守る → 健康のために
  • 22℃を保つ → 心地よく暮らすために

このわずか4℃の差が、暮らしの質を大きく変えます。

今年の冬は、“あたたかい空気が逃げない家”を意識してみてください。
体も心も、きっとほっとできる時間が増えるはずです。


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