
木造住宅を100年持たせる秘訣──家の寿命を左右する施工と材料選び
こんにちは!
「せっかく建てたマイホーム、できれば長く安心して住みたい」──これは誰もが願うことですよね。
日本の風土に合った木造住宅は、本来とても長持ちする構造です。
しかし、その寿命を大きく左右するのが 「施工中の扱い方」と「見えない部分の材料選び」 なんです。
今日は、家の耐久性を守るための大切なポイントをわかりやすくお伝えします。

木材の「含水率」が寿命を決める
木は自然素材であり、常に水分を含んでいます。この水分量を「含水率」と呼びます。
- 安定している状態:15%前後
- 腐朽菌が活動を始める危険水準:28%以上
含水率が高すぎると、カビやシロアリのリスクが一気に高まります。
そのため私たちは、含水率18%以下の乾燥材 を柱や梁に使用。施工後の狂いを抑え、耐久性をぐっと高めています。
施工中に「木を濡らさない工夫」
木の家づくりで最も大切なのが「雨に濡らさないこと」。
濡れた木はカビ・腐朽菌の温床となり、反りや割れの原因にもなります。
現場では次のような工夫を徹底しています。
- 基礎は1週間以上養生し、余分な水分を飛ばしてから土台を据える
- 土台はブルーシートで養生(風通しを確保して湿気を防止)
- 上棟の日は屋根下地まで一気に仕上げ、防水下葺き材を施工
- 外壁は透湿防水シートを早めに施工
こうした積み重ねで、木材の含水率を安定させ、家の寿命を延ばします。

「見えない部分」にこだわる材料選び
デザインや設備も大事ですが、寿命を左右するのは見えない部分の素材です。
- 透湿防水シート
一般的なシートは紫外線で数か月で劣化することも。
当社では、長期間の暴露にも耐える「ウルト社の高耐候シート」を採用しています。 - 屋根の通気縦平
屋根に空気の通り道をつくり、夏は熱を逃がし、冬は湿気を外へ。
結露を防ぎ、断熱材や木材の寿命を延ばす効果があります。
こうした工夫が、20年後・30年後の安心につながります。

家の寿命は施工で決まる
木造住宅は、正しく施工すれば100年以上持つとも言われます。
逆に、施工や材料選びを誤れば、数十年で劣化が進むこともあります。
YSHOMEは「一生に一度の家づくりを、安心して長く使ってほしい」という思いで、日々現場に立っています。
家の寿命は施工で決まる。
これからも“見えない部分”にこだわり、安心できる住まいをお届けしていきます。
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