太陽光パネルは何kW載せれば足りる?

オール電化+EV家庭の“ちょうどいい”バランスとは

こんにちは!
今回は、オール電化の4人家族で、電気自動車(EV)を使っているケースを想定し、
「太陽光発電はどれくらいの容量を載せればいいの?」という疑問にお答えします。


🌞 家庭の電力消費量を把握しよう

まずは、太陽光パネルの容量を考える前に、どれだけ電気を使っているかを知っておく必要があります。

  • オール電化4人家族の年間消費電力:6,000〜8,000kWh
  • EVで年間1万km走行する場合の電力消費:約1,250〜1,700kWh
    (EVの効率を6〜8km/kWhで試算)

👉 合計:約7,500〜9,700kWhが年間の消費量の目安です。


⚡ 太陽光パネルはどれくらい発電できる?

関西エリアの場合、1kWの太陽光パネルが年間に発電する電力量は1,000〜1,200kWh程度。

太陽光容量年間発電量の目安
6kW6,000〜7,200kWh
8kW8,000〜9,600kWh

✅ 結論:6〜8kWの太陽光が、オール電化+EV家庭にはバランスがよいと言えます。


💡 太陽光は「たくさん載せれば安心」ではない

たしかに容量を増やせば発電量も増えますが、次のようなデメリットも。

  • パワーコンディショナー(パワコン)の大型化で初期費用が増加
  • 将来的な交換コストも高くなる
  • 10kWを超えると「産業用」扱いになり、契約内容が変わる可能性も

🔑 「ちょうどよく使い切る設計」がコスパ◎でおすすめです。


🔋 蓄電池だけでは“1日分”の電力は足りない?

家庭用で人気の蓄電池(14kWhタイプ)でも、実際に使えるのは12〜13kWh程度

一方で、オール電化家庭が1日に使う電力は15〜25kWh
👉 蓄電池1台だけではフルカバーは難しいのが現実です。

停電時の備えとしては頼もしいですが、「雨が続く」「日照不足」の日には発電・充電できず、1〜2日で使い切ってしまう可能性もあります。


🚙 V2Hって実際どう?EVから家へ電力供給

V2H(Vehicle to Home)」は、EVの電力を家庭に供給するシステムです。

例:日産リーフ(40kWhバッテリー)なら
→ 冷蔵庫・照明・スマホ充電などを約2〜3日まかなえます。

ただし、

  • 専用設備の導入・工事・申請が必要
  • 費用は100〜170万円程度
  • 補助金を活用できる場合もあり

👉 日常使い+災害時用の非常電源として考えるのが現実的です。


✅ 結論:電気の“ちょうどいい”使い方を考えよう

すべてを太陽光と蓄電池とEVでまかなおうとすると…

  • 太陽光:10kW以上
  • 蓄電池:20〜30kWh
  • 設備投資は高額&大掛かり

でも、
🔹 昼は太陽光でなるべく電気をまかない
🔹 停電時は最低限の生活が維持できるよう備える

そんなハイブリッドな自給自足スタイルが、今の暮らしには現実的で賢い選択だと思います。


🔍 最後に

YSHOMEでは、家を建てた後の光熱費や安心感まで含めたご提案を大切にしています。

「太陽光を何kW載せるか?」は、
その家族のライフスタイルと直結する、重要な選択です。

EVを使う家族にとっての最適な太陽光容量について、
家づくりの参考になれば幸いです!


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